神戸から明石に引っ越すとどう変わる?家賃・子育て支援・通勤を4つの視点で比較

「神戸に長く住んでいるけれど、家賃の負担が重い」
「子どもが生まれるのを機に、子育てしやすい街を考えたい」
「神戸から明石に引っ越した人が、実際どう感じているのか知りたい」

神戸は住みやすく、離れがたい街です。それでも近年、神戸市民の住み替え先として選ばれているのが、お隣の明石市です。

明石市の人口は2025年の国勢調査速報値で30万7,043人となり、前回2020年の調査から3,442人(1.1%)増えました。増加は13年連続で、前回調査から人口が増えたのは兵庫県内41市町のうち明石市だけです(2026年・明石市公表)。同じ調査で神戸市は149万7,630人となり、5年間で2万7,522人(1.8%)減っています。

この記事は、いま神戸市に住んでいて、明石への引っ越しを考えている方に向けて、「家賃」「子育て環境」「通勤時間」「生活環境」の4つの視点から神戸市と明石市を比較します。神戸を離れることで何が変わるのか、逆に神戸のままがよいのはどんな人かも、正直にお伝えします。

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先に結論

  • 神戸市中央区(三宮周辺)から明石に移ると、2LDKの家賃は月およそ5万円下がるのが目安です
  • 子育て支援で明石が優位なのは 医療費の完全無料化・第2子の保育料・中学校給食費 の3点
  • 通勤は JR明石駅から三ノ宮まで新快速で日中約15分・朝は約17分。明石駅は新快速の停車駅です
  • ただし 明石に隣接する神戸市垂水区とは家賃水準が近いため、差を実感しやすいのは神戸中心部に住んでいる人です

明石市と神戸市は何が違う?

明石市と神戸市の一番の違いは、街の規模と、子育て世帯にかかるお金です。神戸市は人口149万人台の政令指定都市で、9つの区に都市機能が広がっています。明石市は人口30万人台の中核市で、市域がコンパクトにまとまっています。

暮らしの目線で並べると、次のようになります。

比べる視点 神戸市 明石市
人口 149万7,630人(5年間で1.8%減) 30万7,043人(5年間で1.1%増・13年連続増)
家賃
2LDK
中央区 12.98万円/垂水区 6.9万円 7.9万円
子育て支援 医療費・小学校給食など拡充が進む 7項目の無料化(Seven Free)を実施
三ノ宮への通勤 区によって差が大きい 明石駅から新快速で日中約15分
街の性格 都市機能・商業・文化施設が豊富 駅周辺に生活機能が集約されコンパクト

※人口は2025年国勢調査速報値(明石市・神戸市公表)。家賃は2026年9月時点のアットホーム掲載物件(直近3か月)の平均賃料をもとにした目安です。

神戸市のなかでも動きは一様ではありません。2025年の国勢調査速報値では、中央区(3.1%増)・兵庫区(2.5%増)・灘区(0.4%増)の3区は人口が増えており、東灘区・北区・長田区・須磨区・垂水区・西区の6区は減っています(東灘区は前回の横ばいから減少に転じました)。「神戸から明石へ」という流れは市全体の話ではなく、西側のエリアで起きている住み替えという見方のほうが実態に近いといえます。

明石が向いている人、神戸が向いている人

神戸から明石への引っ越しが向いているかどうかは、あなたが「暮らしの何を優先するか」で決まります。家賃と子育て費用を下げたい人は明石、都市の利便性と教育の選択肢を優先したい人は神戸、というのが大きな分かれ目です。

こんな人には明石がおすすめ こんな人は神戸のままでもOK
家賃を抑えて、いまより広い部屋に住みたい 三宮・元町など都市部の利便性を最優先にしたい
子育て費用(医療費・保育料)を減らしたい 私立校・塾など教育の選択肢を重視する
三ノ宮や大阪への通勤時間を短くしたい 阪急・阪神・地下鉄など複数路線を使い分けたい
海のある穏やかな環境で子育てしたい いま住む神戸のエリアに強い愛着・こだわりがある

神戸と明石で家賃はどれくらい違う?

神戸市中央区と比べると、明石市の家賃は間取りによって月1万〜7万円ほど抑えられるのが目安です。神戸市は中央区・灘区といった中心部の家賃相場が高く、西へ行くほど下がる傾向があります。明石市は、その神戸市西部の先に位置します。

神戸市各区と明石市の家賃相場の目安

エリア ワンルーム 1K 1LDK 2LDK 3LDK
神戸市中央区
三宮周辺
6.7万円 6.59万円 9.58万円 12.98万円 15.37万円
神戸市灘区 5.0万円 5.22万円 7.76万円 9.9万円 11.77万円
神戸市垂水区
明石に隣接
4.0万円 4.6万円 6.6万円 6.9万円 7.5万円
明石市(全体) 4.5万円 5.4万円 7.0万円 7.9万円 8.2万円

※2026年9月時点のアットホーム掲載物件(直近3か月)の平均賃料をもとにした目安です。集計方法はサイトによって異なるため、他のサイトでは数値も順位も変わることがあります。

三宮周辺(中央区)と明石市を比べると、ワンルームで月約2.2万円、1Kで月約1.2万円、2LDKでは月約5.1万円の差があります。単身向けよりも、ファミリー向けの間取りのほうが差がはっきり出るのが特徴です。

一方で、明石に隣接する神戸市垂水区は、明石市と家賃の水準が近いのが特徴です。上の表では5つの間取りすべてで垂水区のほうがやや低くなっていますが、この差は不動産情報サイトによって向きが変わる程度の小ささで、別のサイトでは2LDK・3LDKで明石市のほうが安いという結果も出ます。垂水区と明石市の間に、はっきりした家賃差はないと考えるのが実態に近いといえます。

つまり「神戸=高い/明石=安い」と単純化はできません。神戸のどの区と比べるかで結論が変わります。三宮周辺や灘区に住んでいる方は明石に移ると家賃がはっきり下がりますが、すでに垂水区にお住まいの方は、家賃だけを理由にすると引っ越すメリットは小さくなります。

なお、明石市内でも駅や間取りによって相場はかなり変わります。ファミリー向けの間取りで具体的に検討したい方は、明石市でファミリー向け賃貸を探す方向けの記事もあわせて参考にしてください。

同じ予算で、どれくらい広く住める?

神戸中心部で1LDKを借りている家賃で、明石なら2LDKや3LDKに手が届きます。中央区の1LDKの相場は約9.58万円で、明石市の2LDK(約7.9万円)・3LDK(約8.2万円)をどちらも上回るためです。

同じ予算での住み替えイメージ(神戸中心部→明石)

  • 神戸・中央区(例): 1LDK / 家賃9〜10万円前後
  • 明石市(例): 同程度の予算で 2LDK〜3LDK / 駅徒歩10分圏も選べる

※上記は相場をもとにしたイメージで、実際の物件は築年数・駅からの距離などの条件により異なります。

「家賃を下げる」だけでなく「同じ家賃で子ども部屋をもう一つ確保する」という考え方ができるのが、神戸中心部から明石へ移る家賃メリットのポイントです。

明石市の子育て支援「Seven Free」とは?

Seven Free(セブンフリー)とは、明石市が独自に実施している7つの無料化・費用助成のことです。こども医療費、第2子以降の保育料、おむつ定期便、1か月児健康診査の費用助成、小学校給食費、中学校給食費、公共施設の入場料の7項目を指します。明石市への転入が続いている理由のひとつとして挙げられる支援です。

Seven Freeの7項目

支援項目 内容・対象
①こども医療費 高校を卒業するまで無料。病院代・薬代とも自己負担なし(所得制限なし)。
②第2子以降の保育料 第2子以降は無料。市外の保育所・幼稚園も対象で、兄弟姉妹の年齢差も問わない。
③おむつ定期便 生後3か月から満1歳まで、毎月約3,000円相当の育児用品を自宅配送(見守り訪問)。
④1か月児健診の費用助成 令和7年度開始。無料化ではなく費用助成で、2026年4月1日以降の受診は上限6,000円、乳児1人につき1回限り。
⑤小学校給食費 全市立小学校で無料(2026年2月から)。
⑥中学校給食費 全市立中学校で無料(2020年度から)。
⑦公共施設の入場料 天文科学館などの市内施設で子どもが無料。施設ごとに対象や条件が異なります。

※明石市公式サイトでは「Seven Free(明石独自の7つの無料化)」と表記されています(2026年9月時点)。④は上限のある費用助成で全額無料ではなく、⑦は施設ごとに対象・条件が異なります。最新の内容・金額は明石市公式サイトでご確認ください。

なかでも特徴的なのが「おむつ定期便」です。これは単なる物品の配送ではなく、研修を受けた見守り支援員が毎月自宅を訪問し、育児の悩み相談にも応じる「見守り訪問」として設計されています。各制度の手続きや注意点、家計へのインパクトについては、明石市の子育て支援制度まとめで詳しく解説しているので、気になる制度があればあわせてご覧ください。

神戸市と明石市、子育て支援はどう違う?

神戸市も近年は子育て支援を大きく拡充しており、明石市との差は以前より縮まっています。2026年4月には国の「学校給食費の抜本的な負担軽減」が始まり、公立小学校の給食費に児童1人あたり月額5,200円(完全給食の基準額・年間11か月分)が支援されるようになりました。神戸市も2026年度から小学校給食を無償化しており、小学校給食は明石市だけの強みではなくなっています。

比較項目 神戸市 明石市
こども医療費 高校卒業まで(所得制限なし)。0〜2歳は無料。3歳〜高校3年生は外来1医療機関ごと1日最大400円を月2回まで負担(同月3回目以降は無料)。 高校卒業まで完全無料(所得制限なし・外来も自己負担なし)
第2子以降の保育料 3〜5歳児は無償。0〜2歳児は神戸市独自の制度で、すべての世帯で第2子は半額・第3子以降は無償(所得制限なし) 第2子以降は所得制限なしで完全無料
小学校給食費 2026年度から無償化 無料(2026年2月から先行実施)
中学校給食費 半額助成と食材高騰分の公費負担を継続。保護者負担は1食170円(牛乳代30円を含む) 無料
おむつ定期便 なし あり(0歳児向け・毎月配送)

こうして見ると、医療費の対象年齢や小学校給食の無償化など、神戸市も明石市に並んできた項目があります。0〜2歳の保育料も、神戸市は所得に関係なく第2子が半額・第3子以降は無償です。神戸市も十分に手厚い、というのが正直なところです。そのうえで明石市の優位が残っているのは、医療費の完全無料化(外来の自己負担もなし)・第2子の保育料が半額ではなく無料であること・中学校給食の3点です。

明石市の子育て支援にデメリットはある?

制度そのものより、人気の裏返しとして起きていることに注意が必要です。支援を理由に子育て世帯が集まった結果、駅近・築浅のファミリー向け物件は競争率が上がり、保育所の希望園に入りにくい地域も出ています。物件も保育所も、動き出しが遅いほど選択肢が減ります。

もう一つ知っておきたいのが、手厚い無料化には別の考え方もあるという点です。神戸市は「こども医療費を無償化しない理由」を公式サイトで説明しており、完全無料化はいわゆるコンビニ受診を誘発して医療現場の負担と医療費を押し上げること、それが保険料負担の増加につながること、将来世代への負担の先送りになることを挙げています。

どちらが正しいという話ではありません。ただ、「無料が多いほど良い街」と単純に決めつけないほうが、住む街の判断は健全になります。明石市の支援が家計にとって大きいのは事実なので、そのうえで通勤・買い物・保育所の入りやすさといった日々の条件と合わせて比べるのがおすすめです。

子育て費用の差はどれくらい?(子ども2人の家庭の場合)

明石市の支援を活用した場合、神戸市と比べてどのくらい違うかを整理してみます。

  • こども医療費: 神戸市も高校卒業まで助成がありますが、3歳以上は外来1日あたり最大400円の自己負担があります(月2回まで、同月3回目以降は無料)。明石市はこの自己負担分まで含めて無料です。
  • 第2子以降の保育料: 明石市は所得制限なしで完全無料。神戸市は0〜2歳児について所得に関係なく第2子が半額・第3子以降は無償なので、差が出るのは第2子の半額分です。
  • 中学校給食費: 明石市は無料。神戸市は1食170円の保護者負担が残ります。

家族構成にもよりますが、これらの子育て支援の差に家賃の差額を合わせると、ファミリー層では年間で大きな差につながるケースもあります。特に0〜2歳の第2子がいる家庭ほど、明石市のメリットを受けやすい傾向があります。

明石から三ノ宮・大阪への通勤は何分?

JR明石駅から三ノ宮までは新快速で日中約15分・朝の通勤時間帯は約17分、大阪までは日中約37分・朝は約43〜45分です(いずれも乗り換えなし)。「明石に引っ越すと通勤が不便になるのでは」と心配される方は多いのですが、JR沿線であれば思ったほど変わりません。

JR明石駅から主要駅への所要時間

目的地 日中 朝の通勤時間帯 備考
三ノ宮駅 約15分 約17分 新快速・乗り換えなし
大阪駅 約37分 約43〜45分 新快速・乗り換えなし

※所要時間は2026年9月時点のJR西日本の列車時刻表(2026年3月14日改正)をもとにした目安です。時間帯や列車種別(新快速・快速・普通)によって変わります。

ポイントは、JR神戸線で新快速が停まるのは、明石市内では明石駅と西明石駅だけという点です。垂水駅・舞子駅・須磨駅には新快速が停まらないため、神戸市内の西側から通勤している方が明石へ移っても、通勤時間が大きく延びるとは限りません。西明石駅からは新幹線も利用でき、出張の多い方には心強い環境です。

逆に、勤務先が阪急・阪神・神戸市営地下鉄の沿線にある方は、乗り換えが増えて時間が延びる可能性があります。引っ越しを決める前に、いまの通勤経路で明石駅からの所要時間を一度調べておくと確実です。

明石の生活環境は海・食・公園が近い

明石市の生活環境は、海と商店街と公園が徒歩圏にまとまっているのが特徴です。市域がコンパクトで、駅周辺に生活機能が集約されています。

海と自然が身近にある暮らし

明石市は瀬戸内海(明石海峡)に面し、海岸線は日常の散歩やジョギングコースとして市民に親しまれています。なかでも大蔵海岸は砂浜が整備された海浜公園で、夏は海水浴、春や秋は釣りや潮風の散歩を楽しめます。神戸市内でも海は身近ですが、「砂浜で子どもを遊ばせられる距離」に暮らせるのは明石ならではの魅力です。

また、明石港から淡路ジェノバラインに乗れば、約13分で淡路島(岩屋港)へ渡れます。運賃は大人片道700円(2025年1月改定)。休日のちょっとした島旅が「日常」になるのは、明石らしい暮らし方です。

明石の食文化と魚の棚商店街

明石市は「海峡のまち」として新鮮な魚介類が豊富です。JR・山陽明石駅から南へ徒歩約3分の魚の棚(うおんたな)商店街では、明石だこ・明石焼き(玉子焼)・焼きあなごなどの名物を手頃な価格で楽しめます。スーパーで買う魚介類と比べて、鮮度と価格の両面で魅力があります。

公園・子どもの遊び場

明石市は子どもの遊び場となる公園が多いのも特徴です。

公園名 特徴
明石公園 面積54.8haの兵庫県立公園。1990年に「さくら名所100選の地」に選ばれた桜の名所。県立図書館・弓道場・野球場なども園内にある。
石ケ谷公園 大久保町の総合公園。恐竜を模したローラー滑り台のある「あそびの丘」、約80種のハーブを育てる「石ケ谷ハーブガーデンズ」、紅梅・白梅約800本の梅園がある。
大蔵海岸公園 幅約60m・長さ約600mの人工砂浜がある海浜公園。夏は海水浴ができる(バーベキューは園内の専用有料施設のみ)。
17号池魚住みんな公園 2023年4月29日オープン。車いすや歩行器のまま移動できる複合遊具など、インクルーシブ遊具を備える。

各公園の遊具やアクセス、対象年齢などの詳細は、明石市の子育て環境・遊び場まとめで暮らしの目線から紹介しています。お子さんの年齢に合った遊び場を探したい方はこちらもどうぞ。

街のコンパクトさと買い物のしやすさ

神戸市は市域が広く、山と海に挟まれた地形もあって、エリアによっては生活インフラが分散しています。一方、明石市は市域がコンパクトにまとまっており、駅周辺に商業施設・医療機関・行政窓口が集約されています。

「車がなくても生活しやすい」点は、特に子育て世代や高齢の方から評価が高いポイントです。神戸の街なかの利便性とはタイプが違いますが、日々の暮らしのしやすさという意味では明石にも十分な魅力があります。

神戸から明石へ引っ越す前に知っておきたい注意点

メリットの多い明石市ですが、引っ越し前に知っておきたい注意点もあります。神戸を離れて後悔しないために、先に確認しておきましょう。

注意点①:エリアによっては坂道が多い

明石市は海から山にかけて丘陵地が広がっており、住宅街によっては坂道が多いエリアがあります。ベビーカーを使う乳幼児のいる家庭や、高齢の家族と同居する場合は、候補物件が平坦地にあるかどうかを現地で確認しておきましょう。

注意点②:人気エリアは物件の競争率が高い

子育て世代からの人気が集まっているため、明石駅・大久保駅周辺の「駅近・築浅・ファミリー向け」の物件は、空きが出てもすぐに埋まりやすい傾向があります。特に大久保地区は2025年の国勢調査速報値で人口が8万8,472人となり、5年間で3,341人増えました。市内4地区で最も大きな伸びです。希望の物件を見つけるには、早めに不動産会社へ相談して情報収集を始めることが大切です。

注意点③:地価・家賃が上昇傾向にある

明石市の人気が高まるにつれ、地価・家賃ともに上昇傾向にあります。「神戸中心部より抑えられる」という状況は続いていますが、数年前と比べると家賃の水準は上がってきています。

注意点④:海沿いエリアは塩害に注意

林崎松江海岸や大蔵海岸周辺など、海に近いエリアでは、自転車や車がサビやすくなる「塩害」への対策が必要です。海沿いの物件を選ぶ場合は、この点を念頭に置いておきましょう。

注意点⑤:都市の「賑わい」は神戸のほうが上

三宮・元町・北野といった都市的な賑わいや、大型商業施設・文化施設の多さは、やはり神戸市に分があります。「街のにぎやかさ」を日常的に感じたい方にとっては、明石はやや落ち着きすぎに感じるかもしれません。ここは、静けさをメリットと取るかデメリットと取るかで評価が分かれるポイントです。

こんな人は神戸市のままが向いている

明石市の魅力をお伝えしてきましたが、神戸市のほうが向いているケースも正直にお伝えします。無理に引っ越す必要はありません。

  • いま垂水区に住んでいて、家賃だけが理由の方: 垂水区と明石市の家賃水準は近く、家賃を下げる目的だけなら引っ越しのメリットは小さくなります。
  • 教育の選択肢を重視する方: 神戸市は国公私立の学校・塾・習い事の選択肢が多く、中学受験を考えている家庭には環境が整っています。
  • 複数路線を使い分けたい方: 神戸市は阪急・阪神・JR・地下鉄・ポートライナーなど多くの路線が走っており、通勤先によっては神戸市のほうが便利です。
  • 都市の賑わいを楽しみたい方: 三宮・元町・北野などの都市的な魅力は、神戸市ならではの価値です。
  • いまのエリアに愛着がある方: 住み慣れた街のつながりや環境は、お金には代えがたい価値があります。

よくある質問(神戸から明石への引っ越し)

明石市と神戸市、暮らすとしたら何がいちばん違いますか?

街の規模と、子育て世帯にかかるお金の2つです。神戸市は人口149万7,630人の政令指定都市で都市機能が広く、明石市は人口30万7,043人で駅周辺に生活機能が集約されています(2025年国勢調査速報値)。子育て費用は明石市のほうが抑えやすい制度設計です。

明石の家賃は、神戸と比べて本当に安いですか?

神戸のどの区と比べるかで結論が変わります。三宮周辺(中央区)と比べると2LDKで月約5万円安くなりますが、明石に隣接する神戸市垂水区とは水準が近く、はっきりした差はありません。神戸中心部から移る方ほど、家賃メリットを実感しやすくなります。

神戸から明石に引っ越すと、通勤は不便になりますか?

JR沿線であれば、通勤時間はほとんど変わらないケースが多いです。JR明石駅は新快速の停車駅で、三ノ宮まで日中約15分・朝は約17分、大阪まで日中約37分・朝は約43〜45分です。ただし阪急・阪神・地下鉄沿線が勤務先の場合は乗り換えが増えることがあります。

子育て支援は、神戸市と明石市でどう違いますか?

明石市が優れているのは、こども医療費・第2子の保育料・中学校給食費の3点です。明石市は医療費が外来の自己負担分まで含めて無料、第2子以降の保育料も所得制限なしで無料、中学校給食も無料です。神戸市も高校卒業までの医療費助成、0〜2歳の第2子半額・第3子以降無償など支援は手厚く、差は以前より縮まっています。

明石市の子育て支援にデメリットはありますか?

制度そのものというより、人気が集まったことによる競争率の高さです。駅近・築浅のファミリー物件は空きが出てもすぐ埋まり、保育所も希望園に入りにくい地域があります。なお神戸市は、完全無料化が医療費と保険料の増加につながるとして無償化しない理由を公式に説明しており、考え方は自治体によって分かれています。

小学校の給食費は神戸でも無料になったと聞きました。明石の強みは残っていますか?

小学校給食は差がなくなりましたが、中学校給食では明石市の無料が続いています。2026年4月に国の「学校給食費の抜本的な負担軽減」が始まり(児童1人あたり月額5,200円の支援)、神戸市も2026年度から小学校給食を無償化しました。中学校給食は神戸市が1食170円の保護者負担です。

明石で保育料が無料になるのは本当ですか。条件はありますか?

第2子以降であれば、所得制限なしで無料です。上の子の年齢や、通っている園が市外かどうかも問われません。神戸市も0〜2歳児は所得に関係なく第2子が半額・第3子以降は無償なので、差が出るのは第2子の半額分になります。

明石市のなかで、どのエリアに人が集まっていますか?

大久保エリアの伸びが最も大きく、5年間で3,341人増えて8万8,472人になりました(2025年国勢調査速報値)。市内4地区のうち大久保と本庁が増加し、魚住・二見は減少しています。人気エリアの駅近・築浅物件は競争率が高いので、早めの情報収集をおすすめします。

まとめ:神戸から明石への引っ越しはこんな人におすすめ

神戸市と明石市の比較をまとめると、次のようになります。

明石市がおすすめな人は、神戸中心部から移って家賃を抑えつつ広い部屋に住みたい人、所得制限なしの子育て支援(医療費の完全無料化・第2子以降の保育料無料)を受けたい人、新快速で三ノ宮・大阪へ通勤したい人、海のある穏やかな環境で子育てしたい人です。

神戸市がおすすめな人は、都市部の利便性を重視する人、多様な教育の選択肢(私立校・塾など)を求める人、いまの街に強い愛着がある人、そしてすでに垂水区など明石と家賃水準の近いエリアに住んでいて、家賃だけが引っ越しの理由という人です。

明石市は、神戸の都市機能にすぐアクセスできる距離にありながら、生活コストを抑え、子育ての経済的な負担を減らせる街です。神戸を離れる寂しさはあっても、家賃の差額と子育て支援を合わせると、ファミリー層では年間で大きな差につながることもあります。

引っ越しを前向きに考えるなら、次のステップは具体的なエリア選びです。明石市でファミリー向け賃貸を探すときのエリアと選び方もまとめているので、「明石に住むと決めたら、どのエリアがいいの?」という段階に進んだ方はあわせてご覧ください。加古川市も含めて広く比べたい方は、明石市・神戸市・加古川市の3都市比較もどうぞ。

※家賃はアットホーム掲載物件(直近3か月)の平均賃料・2026年9月時点、人口は2025年国勢調査速報値(明石市・神戸市公表)、所要時間はJR西日本の列車時刻表(2026年3月14日改正)、制度の内容は明石市・神戸市・文部科学省の公表資料(2026年9月時点)をもとにしています。相場・制度は時期により変動します。

運営者情報

おきもち不動産 代表 東耕太

東 耕太おきもち不動産 代表

明石市に密着し、地域の物件情報とエリア事情に精通。来店不要の「バーチャル内覧」と、仲介手数料が無料または2.5万円(税込)の料金体系で、忙しい方でも無理なくお部屋探しができる仕組みを提供しています。神戸からの住み替えのご相談も多く、賃貸から売買まで、明石の住まいのことはお気軽にご相談ください。

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