「明石市で犬や猫と一緒に暮らせる賃貸は、そもそもどれくらいあるの?」
「ペット可は初期費用が高いって聞くけど、実際いくら違う?」
ペット可の賃貸は、一般の物件と比べて数が限られ、契約条件も細かく決まっています。募集に「ペット可」と書かれていても、飼える種類や頭数、退去時の費用の扱いは物件ごとに違います。
この記事では、明石市でペット可(相談可)の賃貸を探すときに必要な、物件数の実態・初期費用の考え方・退去費用の負担ルール・引っ越し後の手続きまでをまとめました。
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先に結論
- 明石市の賃貸のうち、ペット可・相談OKは約2割です(SUUMO掲載・2026年8月時点で約4万件のうちおよそ8,000件)
- 探せないほど少なくはありません。ただし「犬はOKでも猫はNG」の物件があるため、猫を飼う場合は「猫飼育可」の明記を必ず確認します
- 初期費用は敷金の上乗せが条件になる物件があり、1〜2ヶ月分の追加が一つの目安です
- ペットによる柱やクロスのキズ・臭いは、借りた側の負担と判断される場合が多いと国土交通省のガイドラインに示されています。退去時の費用は入居前に確認しておきます
- 犬と引っ越してくる場合、明石市での登録は生後91日以上で義務。鑑札の交付手数料は3,000円です
※物件数はSUUMOの掲載件数(2026年8月時点)、家賃相場はLIFULL HOME’Sが過去データをもとに算出した相場(2026年8月時点)、手数料は明石市の公表値です。いずれも目安としてご覧ください。
明石市にペット可の賃貸はどれくらいある?
明石市の賃貸のうち、ペット可・相談OKは約2割です。SUUMOに掲載されている明石市の賃貸は約4万件。ペット可・相談OKの条件で絞り込むと、およそ8,000件が残ります(2026年8月時点)。
5件に1件という数字は、選択肢が十分にあるとは言えないものの、探せないほど少なくもありません。条件を「駅から徒歩◯分以内」「築◯年以内」まで重ねると一気に減るため、ペット可を最優先の条件に置き、他の条件を後から調整していくほうが決まりやすいのが実際のところです。
※SUUMOの掲載件数は不動産会社が掲載している物件の総数で、同一物件が重複して数えられる場合があります。日々変動するため、上記は2026年8月時点の目安としてご覧ください。
明石市の家賃相場はどれくらい?
ペット可の家賃が高いのか妥当なのかを判断するには、まず一般の物件の相場が基準になります。駅徒歩10分以内の物件をもとに算出された相場から、単身・二人暮らし向けの間取りを抜き出すと次のとおりです。
| 間取り | 家賃相場 | 主な世帯 |
|---|---|---|
| ワンルーム | 約5.85万円 | 一人暮らし |
| 1LDK | 約8.04万円 | 一人暮らし・二人暮らし |
| 2LDK | 約9.73万円 | 二人暮らし・ファミリー |
※LIFULL HOME’Sが公表する明石市の家賃相場(2026年8月時点)。駅徒歩10分以内の物件の平均賃料(管理費・駐車場代を除く)を軸に、過去データをもとに算出された数値です。毎週更新されるため、目安としてご覧ください。
間取り別・駅別のより細かい相場は、明石市の家賃相場を駅・エリア別に一覧比較した記事にまとめています。予算から逆算してエリアを絞りたい場合はこちらを先に見ておくと早いです。
ペット可だと家賃はどのくらい上がる?
ペット可の物件は、同じ条件の一般物件より家賃がやや高く設定される傾向があります。ペットによる室内の傷や汚れ、消臭のコストを貸す側が見込んでいるためです。物件によっては、ペットを飼育する場合にかぎって家賃が上がる条件が個別に設定されていることもあります。
※ペット可物件の上乗せ額について、明石市を対象にした公的な統計はありません。上乗せの有無や金額は物件ごとに異なるため、募集条件を1件ずつ確認してください。
一人暮らしでペット可を探している場合は、明石市で一人暮らしの家賃・生活費はいくらかをまとめた記事もあわせて見ておくと、上乗せ分が予算に収まるかを判断しやすくなります。
犬はOKでも「猫はNG」の物件がある
「ペット可」と書かれていても、飼える種類は物件ごとに決まっています。特に猫は、爪とぎによる壁や柱の傷みを理由に不可としている物件があり、犬可=猫可ではありません。
- 小型犬1匹まで:ペット可物件でよく見られる条件です。
- 猫可:募集条件に「猫飼育可」と明記されているかを必ず確認してください。「ペット可」の一言だけでは判断できません。
- 多頭飼い・中型犬以上:条件に合う物件は限られます。頭数と種類を先に伝えたうえで探すほうが、内見まで進んでから断られる無駄がありません。
ペット可物件は初期費用がどれくらい高くなる?
敷金の上乗せを条件とする物件があり、入居時の負担は一般の物件より重くなりがちです。さらに退去時の費用も別に見ておく必要があるため、入居時と退去時の両方で試算しておくと安心です。
敷金が上乗せされるケースが多い
一般の賃貸では「敷金ゼロ」の物件もありますが、ペット可の場合はペット飼育を条件に敷金が追加されることがあります。家賃6万円の物件なら、6万〜12万円の差になります。
| 条件 | 敷金 | 礼金 |
|---|---|---|
| 通常の契約 | 0円 | 1ヶ月 |
| ペット飼育時 | 1ヶ月(+1ヶ月分) | 1ヶ月 |
※上記は条件のイメージをつかむためのモデルケースです。実際の敷金・礼金は物件ごとに異なります。
追加された敷金は、退去時の原状回復費用に充てられるのが一般的です。礼金や仲介手数料は通常どおりのことが多いため、差が出るのは主に敷金の部分になります。
退去時の費用は誰が負担する?
ペットによるキズや臭いは、借りた側の負担と判断される場合が多いとされています。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」に、ペットにより柱やクロス等にキズが付いたり臭いが付着している場合は賃借人負担と判断される場合が多い、と示されています。このガイドラインは法令ではなく、負担区分を判断するときの目安として示されているものです。
通常の生活で生じる傷みや経年劣化は貸す側の負担ですが、ペットによる損耗はそこに含まれないという整理です。加えて、契約書の特約に「退去時にペット消臭費用として定額を負担する」と書かれている場合、敷金を多めに預けていても別途請求されます。
確認しておきたいのは次の3点です。
- 敷金の追加分が退去時の費用に充当されるのか、それとは別に消臭費用がかかるのか
- 特約に定額の負担が書かれている場合、その金額はいくらか
- 入居時の室内の状態を写真で残しておく(退去時の判断材料になります)
※出典:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」。実際の負担区分は契約内容と使用状況によって判断されます。
明石市にペットと引っ越したら、どんな手続きが必要?
犬を飼っている場合、明石市での登録が必要です。狂犬病予防法により、生後91日以上の犬は生涯に1度の登録と、年1回の狂犬病予防注射が義務づけられています。手数料は明石市が公表しています。
| 手続き | 手数料 | 頻度 |
|---|---|---|
| 登録申請(鑑札の交付) | 3,000円 | 生涯に1回 |
| 注射済票の交付申請 | 550円 | 年1回 |
| 鑑札の再交付 | 1,600円 | 紛失時 |
| 注射済票の再交付 | 340円 | 紛失時 |
手続きは、あかし動物センター「あかしっぽ」のほか、明石市が委託している動物病院でも行えます。委託動物病院では、狂犬病予防注射を受けた際にあわせて鑑札や注射済票の交付手続きができます。交付された鑑札と注射済票は、犬に装着しておくことが義務です。
※出典:明石市「犬の登録・狂犬病予防注射について」。上記は市に納める手数料で、このほかに狂犬病予防注射の料金が別途かかります。委託動物病院の一覧は年度ごとに更新されるため、最新の一覧は明石市の公式サイトでご確認ください。
ペットと暮らすなら、周辺環境はどう見る?
物件そのものだけでなく、毎日の散歩と、体調を崩したときに通える動物病院までを含めて見ておくと、暮らし始めてからのギャップが減ります。
公園のルールを先に確認する
明石市には明石公園や石ケ谷公園など、規模の大きな公園があります。ただし犬を連れて入れるかどうか、どう歩かせるかは公園ごとにルールが決まっています。
たとえば兵庫県立明石公園では、犬の散歩をする際に首輪とリードを必ず付けること、フンは飼い主が持ち帰ることが求められています。放し飼いは兵庫県の「動物の愛護及び管理に関する条例」で禁止されており、違反すると10万円以下の罰金に処せられます。
※公園ごとに犬の同伴可否やリードのルールが異なります。散歩コースとして利用する前に、各公園の公式案内でご確認ください。
動物病院までの距離を見ておく
通院しやすい距離に動物病院があるかどうかは、住み始めてから効いてきます。夜間や急なときに連れて行ける範囲かどうかまで見ておくと安心です。明石市の委託動物病院であれば、狂犬病予防注射と登録手続きを同じ場所で済ませられます。
条件が合わないときはエリアを広げる
明石駅周辺だけで探すと、ペット可という条件を重ねた時点で選択肢が絞られます。西明石駅、大久保駅、魚住駅などへ範囲を広げて、家賃と間取りのバランスを見比べてみてください。車があるなら、駅から少し離れたエリアまで含めて探すのも現実的です。
エリアごとの家賃の違いは、明石市の家賃相場をJR・山陽18駅で比較した記事にまとめています。
まとめ|ペットと暮らす部屋を明石市で探すなら
明石市のペット可賃貸は、掲載件数の約2割。探せないほど少なくはありませんが、猫可・多頭飼い・中型犬以上といった条件が加わると一気に絞られます。ペット可を最優先の条件に置き、家賃と初期費用は退去時までのトータルで判断するのが、遠回りに見えて確実です。
広い間取りや戸建て賃貸を含めて探したいファミリー層には、明石市で子育てしやすいエリアと賃貸の選び方をまとめた記事も参考になります。
明石市のペット可賃貸でよくある質問
明石市にペット可の賃貸はどれくらいありますか?
SUUMOの掲載では、明石市の賃貸約4万件のうち、およそ8,000件がペット可・相談OKです(2026年8月時点)。全体の約2割にあたります。掲載件数は日々変動し、同一物件が重複して数えられる場合もあるため、目安としてご覧ください。
猫を飼っています。明石市で猫OKの賃貸は見つかりますか?
見つかりますが、犬可の物件より条件は限られます。猫は爪とぎによる壁や柱の傷みを理由に不可とされることがあるためです。「ペット可」の表記だけでは判断できないので、募集条件に「猫飼育可」と明記されているかを必ず確認してください。
ペット可物件の初期費用は、普通の物件よりどれくらい高くなりますか?
敷金が1〜2ヶ月分追加される条件がよく見られます。家賃6万円の物件で1〜2ヶ月分なら、6万〜12万円の上乗せになる計算です。礼金や仲介手数料は通常どおりのことが多いため、差が出るのは主に敷金の部分になります。
退去するとき、敷金とは別に費用を請求されることはありますか?
契約の特約次第で、別途請求されることがあります。国土交通省のガイドラインでも、ペットによる柱やクロスのキズ・臭いは借りた側の負担と判断される場合が多い、と目安が示されています。「退去時にペット消臭費用として定額を負担する」という特約が入っていないか、契約前に必ず読み合わせてください。
明石市に犬と引っ越してきたら、何か手続きは必要ですか?
生後91日以上の犬は、明石市での登録が必要です。登録は生涯に1回で手数料3,000円、狂犬病予防注射は年1回で注射済票の交付が550円です。あかし動物センター「あかしっぽ」または明石市の委託動物病院で手続きできます。交付された鑑札と注射済票は犬に装着しておきます。
中型犬や大型犬でも借りられる物件はありますか?
数は限られますが、あります。ペット可物件の多くは「小型犬1匹まで」を条件にしているためです。中型犬以上の場合は、戸建て賃貸や広めの物件を中心に、エリアを広げて探すのが現実的です。犬種と体格を先に伝えて相談してください。
ペット共生型物件とは何ですか?普通のペット可と違いますか?
ペット共生型物件とは、最初からペットとの暮らしを前提に設計された物件のことです。傷に強い床材、足洗い場、脱走防止の玄関などが備わっている場合があります。後からペット可に変更した物件より設備面で暮らしやすい一方、家賃はやや高めになる傾向があります。
ペット不可の物件で、内緒でペットを飼ったらどうなりますか?
契約違反となり、退去を求められる可能性があります。原状回復費用を全額請求されるリスクもあります。飼育の予定がある場合は、隠さずに事前に相談してください。
※物件数はSUUMO掲載(2026年8月時点)、家賃相場はLIFULL HOME’Sが過去データをもとに算出した相場(2026年8月時点)、犬の登録手数料は明石市の公表値、原状回復の負担区分は国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」、公園のルールは兵庫県立明石公園の公式案内によります。物件数と家賃相場は時期により変動します。

